1954-05-10 第19回国会 衆議院 地方行政委員会 第58号
御承知の五大都市特別市制を通じて、府県と大都市の対立は言葉で尽せない現実の問題があるのです。そこで休戦しようということで、地方の財政その他行政の問題について地方制度調査会にこれを一任するということでその回答があつたが、その回答に対しては全然考慮なしに大都市警察をなくして府県一本にしたのです。この結果は地、方の自治行政に大きな関係がある。
御承知の五大都市特別市制を通じて、府県と大都市の対立は言葉で尽せない現実の問題があるのです。そこで休戦しようということで、地方の財政その他行政の問題について地方制度調査会にこれを一任するということでその回答があつたが、その回答に対しては全然考慮なしに大都市警察をなくして府県一本にしたのです。この結果は地、方の自治行政に大きな関係がある。
そのほか五大都市特別市制小委員会、消防法案起草小委員会、出先官廳整理に関する特別委員会をそれぞれ数回開いたのであります。本委員会におきまして審議議決いたしました内閣提出の法律案は、道路交通取締法案、地方秘法の一部を改正する法律案、地方自治法の一部を改正する法律案、警察法案、消防組織法案の六件であります。そのほかに委員会提出法案といたしましては消防法案の一件があります。
本委員會は、昨年設置されました地方制度調査委員會の決議、またこれを背景として制定せられました地方自治法の第二百六十五條の規定、竝びにこの自治法が九十二議會において通過いたしました際に、附帶條件としてその第三項に、次の國會には五大都市特別市制法案を制定するという決議がされたのであります。
かねての五大都市特別市制に關しましては、この間決定をした通りで、關係方面の希望に基きまして、當日出席者全部の賛否の意見を書き、それを全部英譯してその筋に提出いたしました。その後一囘關係方面に参りまして、いろいろお話をしましたが、結局明二十三日午前十時に、本委員會の委員から五名出てくれというわけでありますので参りますが、委員長以外の四名の人選はいかがいたしますか。
○坂東委員長 つまり五大都市特別市制施行に關する件は、立案中假決定となつております。從つて反對の方は採擇されておりませんが、とにかく現在法律立案の進行中の形におきまして、その両方の趣旨を了承する。こういうことにきめて御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
こういうことを申し上げますると、きわめて長い時間を要しまするので、私その煩雜性を避けたいと思いますが、要するに私どもは前の議會において——前囘のことを必ずしも私ども申し上げるわけではございませんが、前の議會において、大都市特別市制というものが必要であるとして、新しい憲法のもとに、その特別地方公共團體に關しまするところの自治法案ができておりまして、その趣旨に基いて、さらに本案を檢討することは、決して時期
本日の日程は、道路交通取締法案竝びに五大都市特別市制に關する件でありますが、その日程に入る前に、大澤君から緊急動議があるはずであります。大澤君。
ただ、この五大都市特別市制の問題につきましては、時期の考慮が非常に必要だと考えるのであります。産業にいたしましても、教育にいたしましても、その他の種々なる設備施設、これらにつきまして戰災をこうむりました今日の大都市は、昔の形そのままで考えることができないのでありまして、実質上に大きな変革を來しておるこの都市の現状におきましては、十分その時期を考慮する必要があると思うのであります。
本小委員會の五大都市特別市制實施のため、去る七月五日門司君外六名の小委員を選定し、引續き三囘にわたつて小委員會を開き、法案を作成の上、愼重審議を重ねました結果、八月一日の小委員會において、これを可決すべき旨議決いたしましたので、本小委員會における審議の概要及び結果につきまして努めて簡明に報告いたしたいと存じます。 第一に特別市制の必要性であります。
今一つ治安及び地方制度の坂東委員長からの要求事項は、警察制度、公選知事の権限、北海道総合開発機構及び五大都市特別市制に関する事項、この事項を調査したい。それから文教委員会の松本淳造さんの方から調査事項として六・三制完全実施に関する事項の調査をしたい、こういう三委員会からの要求事項がありますので、これを承認することにお差支えないかどうか、御檢討をいただきたいと思います。
なお五大都市特別市制につきまして、小委員會はさきに六名委員が指名されまして、本日さらに一名指名されて、都合七名の委員であります。そこでこの前の六名の小委員の申合せによりまして、さしあたり小委員長を互選せずに、委員長においてこれを調査願いたい。
なお五大都市特別市制小委員會の委員選定の件でありますが、一名の小委員が留保になつておりますが、この際これを委員長において指名いたしますことに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕